【年末備忘録】地方創生の舞台でチヤホヤされ他者からのラベルを「自分」だと勘違いして楽して生きていたせきこが、四苦八苦して主語を「自分自身」に戻せた話

公開日: : 最終更新日:2017/10/27 せきこの日々の行動, ひとりごと

218411631_624

もうすぐ年が明けますね。

自分のために、2015年の振り返りをしようと思います。

といっても、1年を満遍なく振り返るというより表題の件の振り返りです。

今回はあまり下甑島の物事は関係ありません。本当に日記。

勘違いをされたら大変なので最初に言っておきますが

○地域おこし協力隊は、ありがたいことに恵まれた環境でさせていただいています。

○これからの残りの任期も、しっかりやります。

○島も、大変な部分もあるけれど素敵な部分もたくさんあります。

「最近元気ないね?」と言われまくった夏~秋。

それもそのはず、私も自分でしんどかったのが分かった。

夏に個人的な環境の変化があり、自分が頑張っても頑張らなくても認めてくれる存在が現れた。

「やりたいこと、やればいいよ。」なんて、ありがたい。

ふと考えてみる。

「そうだなあ、役職抜きで、今の私全体のやりたいことって、…。…、…。」

そんなことを考えたいのに、いつの間にか主語をまっさらな自分自身にするとうまく言葉が出てこなくなっていたことに気づいた。

 

いい気になり、自分で自分にラベルを貼ってしまった。

「地域おこし協力隊で頑張っているせきこ」

「下甑島で地域をまきこんだ、こんな取り組みをしているせきこ」

「本土でこんな活動に参加しているせきこ」

「地域の情報を楽しくゆるく伝えているせきこ」

テレビでも新聞でもウェブでも、お役所でも「地方創生」の文字を見ない日はないくらいな昨今。

そんな「今旬な舞台」で、自分で言うものちょっとおこがましいですが、うら若き20代前半女子が離島の田舎に移住(任期はあるけど)で色々頑張っているなんて、そりゃあ褒められますよね。取り上げれますよね。チヤホヤされますよね。勘違いしてのぼせますよね。

本当はもっとすごい人達がたくさんいて、なのにその人達となぜか一緒にパネリストとかしちゃってるんだもん。例えるなら、みんなトーナメントを勝ち抜いてきたのに私はなぜか「チヤホヤシード枠」で何故か同じ舞台に立っちゃってるのに気づけ!私!

というわけで、「自分のしたい経験をするために、地域おこしを場に活動しようと思っていたせきこ」は、いつの間にか「地域おこしという舞台でチヤホヤされて嬉しくなり自ら○○なせきこ、とラベルを貼り承認欲求おばけのせきこ」になってしまっていまっていました。ばかー!

講演会のパネリストに呼ばれてさも偉そうに

「あくまでも自分の根っこは『地域のため』でなく『地域のためにしていても、自分がしたいから』にしないと続かないと思います」

とか言っちゃってた1年前。本当にこれ大事だと思っているんですけどその半年後にはこんな状況になっているんだから、どの口が言っとるんじゃドロップキーーーック!!!

そして、あんなに楽しかったブログ(ここ)も、「自分が表現したいこと」を発信する場だったけど「自分」を見失ってしまったのでもうほぼ何もかけなくなりました。楽しかったのは猫の写真くらいかね。

 

そこから抜け出すために足掻く暗黒の日々。

そんなこんなで、わたくし、自分の未来を描くために頼りにしていた地図は、実は「自分がしたいこと」でなく「他者が自分に求めてくれている自分がしたらなんか良さそうなこと」を示していると気づいてしまいました。

それってつまり一番しんどい「自分は何がしたいか」という自分に対して(一時的であっても)ものすごい責任の重い判断の根拠を他者に依存してしまっているということで、これ、非常に良くない。

そこで周りを見渡してみると、当たり前だけどいろんな人がいる。みんながみんな、自分の家族や親戚、友人がいて、仕事をしていたり、家庭で役割を果たしていたり、趣味があって。みんな「自分が今何を大事にしているかを選んで、それに付随する責任を果たしたり、新しく何かを始めたりしている」。

 

「地域おこし協力隊で頑張っているせきこ」

「下甑島で地域をまきこんだこんな取り組みをしているせきこ」

「本土でこんな活動に参加しているせきこ」

「地域の情報を楽しくゆるく伝えているせきこ」

で物事を考えず、「関美穂子」に戻らなきゃ、と思いました。

その上で、今の地域おこし協力隊で何をしたいか、それ以外で何をしたいか。周囲から色々求められることもあるけれど、それを自分を根拠に取捨選択できるように。その結果、

せきこ」が地域おこし協力隊で頑張っている状況になればいいし、

「せきこ」が下甑島で地域をまきこんだこんな取り組みをしている状況になればいいし、

「せきこ」が本土でこんな活動に参加している状況になればいいし、

「せきこ」が地域の情報を楽しくゆるく伝えている状況になればいい。

 

自分を見つめなおす。

はっきり言ってそのために数ヶ月間何をしていたかあんまり覚えていない位、暗く足掻いていた気がします。

ちゃんとやるべき仕事はやっていたつもりだし、何もしていなかった訳ではないけど、一人になって自分を取り戻す作業は、とても難しかった。

 

やったこと

とりあえず、家族や友人との時間を出来るだけとった。

やっぱり大事、超大事。この人達は私が何者であるかはあまり関係なく、私自身と付き合ってくれているんだと改めて感じた。

仕事が与えてくれる役割やラベルは私の存在理由でなく、私が何かしたい時の手段の一つなんだと思った。

観光とか、地方創生とか関係ない本を読んだ。

思えば最近読む本は観光、地方(ローカル)、社会、経済など事例、ノウハウ系ばかりであとは息抜きの漫画しか読んでなかった。という訳で読みかけだった純粋に読みたい本を読んだ。

今後のために、リスト残しておこうかな。…書いてから思ったけどこれ頭のなか公開してるみたいだなあ。

<じっくり読みたい趣味の本>

亡びゆく言語を話す最後の人々(著者:K.デイヴィッド ハリソン 出版:原書房)とか

一万年の旅路 ネイティヴ・アメリカンの口承史(著者:ポーラ アンダーウッド 出版:翔泳社) 

<私の人格形成に影響あるんじゃないか、っていうくらいのバイブル小説>

十二国記(著者:小野不由美 出版:新潮社、講談社)

<最近一番のヒット、娯楽としての三浦しをんのさわやか小説>

舟を編む(出版:光文社)

仏果を得ず(出版:双葉社)

神去なあなあ日常(出版:徳間書店)

→※君はポラリス(出版:新潮社)柔らかくてとっつきやすい裏に隠された心のどろっとさにあてられて一晩撃沈したのも良い思い出。

<その他>

○なんの変哲もないファッション誌。

○小学~大学によく読んでた小説・ライトノベル(図書館戦争とか有川浩、守り人シリーズとか上橋菜穂子、ハリーポッターモモ神話の子供たち彩雲国物語とか)

○知人テンダーさんの新聞記事も結構気分転換になった。(特に2015.10/21「ワンチュウニャンニョロケコッコ」が一番好き)

あとは、その他にも色々しんどい事が重なりもういや~…と日々を過ごしtwiiterの裏アカウントで毒を吐き過ごしていたら12月中旬、いきなり楽になりました。きっかけが何かあったんだろうか、自分でもわからないけど。いつの間にか。

今まで島外にいる時は好きな服着て、気が向いたら化粧してたりしたけれどいつの間にか「島にいるときは化粧なし、格好も島関係のTシャツスタイルなせきこ」も自分で生み出していた他者に島っぽいとか思われたい自分が作り出した虚像だと気づいたので、最近は好きなブランドのお洋服きたり、お化粧したりして楽しんでいます。

(そしたら、彼氏できて服装の趣味影響されたの?とか言われた。以前だったら「そんな付き合う人で服装影響される人なんで思われてなんかやだ。自分無いみたい。って思って落ち込んだかもしれないけど、もう私、気にしないよ。)

 

時間は最大の薬といいますが、そうなのか?わからない。

けど、抜け出せて本当によかった。しんどかったー。

もう一回沼に落ちた時の未来の私へ

①あなたにとっての何か組織とか、一握り以外の他人はだいたい、あなたがいなくてもそんなに大丈夫。

いれば良いかもしれないけど。いなくても絶望するとかないと思う。

そういう人たちに自分の根拠を求めて自らにラベルを貼るなんて勿体無いことしちゃだめだよー。

 

②「自分のポリシーと違う。妬み、そねみ。とりあえず気に入らない。」

あなたの事そんな思っている人も0じゃない。というか割といるかも。

でも何したって何か言われるんだから、そこで消耗するのは人生限りある時間その人に割くことになるから勿体無い。

言わせとけ。しんどくなったら、自分が楽な人に愚痴って慰めてもらって、美味しいものたべなよ。

タイム、イズ、マネーというより自分が持っている最大の有限な資源。

いつか灰になってしまうまで、自分自身と自分が大切なもののために最大限に時間を使わないと、どうする。灰だよ、無だよ。

 

とりあえず、一番しんどいところから抜けられてよかった。

助けてくれた家族や友人、ありがとう。

私を助けてくれたものを世に生み出してくれた皆様、ありがとう。

 

まだやりたい事がこれ!とはっきりとは決まっていないけど、なんとなくこれかな?とか思え始めた最近。

2016年も楽しく生きられそうです。

The following two tabs change content below.

せきこ

下甑島地域おこし協力隊
旅行代理店を経て東シナ海に浮かぶ下甑島の地域おこし協力隊に。 観光案内所のスタッフと観光商品や特産品の開発をしつつ、観光と地域の良い関わり方を模索中。

関連記事

DSC04910

「私」と周りの関係性を立体で考えてみた~都会は多面体、田舎は球?~

まずは、しばらく小芝居にお付き合いください。 イントロとして、こんな場面を思い浮かべてみてください

記事を読む

IMG_7191

思わずトキめく島で身近なおさかなキャラクター

時化の時は、漁がお休みなので商店のお魚コーナーもお休み。 先日、近くの商店で見つけたお魚コーナ

記事を読む

10DSC06565

【甑島もあるよ!】鹿児島県が本気で作った離島ドローン空撮が美しすぎて溜息!

甑島に関係する最近話題のこの動画。 最近、ネットニュースでも話題沸騰の鹿児島県が作った離島をドロー

記事を読む

IMG_2487

秋の高い空には、豊作豊漁を願う祝詞がよく響く

 下甑島の秋祭り (イメージ:Wikipesiaより都井岬の馬) 「天高く馬肥ゆる秋」

記事を読む

a1130_000471

離島暮らしの私がおすすめする「離島で一人暮らしをする20代女性へのプレゼント」あれこれ。

検索キーワードをみていて気付いたこと。   このブログをどういうキーワード

記事を読む

DSC0619410

下甑島の知る人ぞ知る謎の巨石、竪石に32人と1匹で行ってきた。

最後のお別れ歩こう会。 下甑島の瀬々野浦集落では、3月1日に健児団の最後のお別れ歩こう会が行なわれ

記事を読む

ブログを始めて1年。嬉しい誤算が起こりました。

空が綺麗な夕焼けをしていた先日、カメラを天に向けて蚊に刺されながら写真を撮っていると

記事を読む

着地型観光に携わる人は旅に出て、ヨソモノ(観光客)になりに行けばいいかも

旅行に行く時に、情報がネットで出てこないと行く気萎えちゃいますよね。 今度、少し遠い所にお

記事を読む

IMG_8258

コシキアジサイコレクション

今年も梅雨の季節がやってきました。 雨音♪ posted by (C)翡翠(お休み中)

記事を読む

11042173_736918703088652_743601140_n

【流行必至】自撮り棒はもう古い!ラメ効果もある「下甑島自撮り」をご存知ですか?

「自撮り」って知っていますか? 記念写真のイラスト" by かわいいフリー素材集いらすと屋

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


  • 鹿児島大学⇒旅行代理店⇒薩摩川内市下甑島地域おこし協力隊。観光商品や特産品の開発が主な業務内容。着地型観光と地域の良い関わり方と、それで自分が稼いでいく方法を模索中。
    ここは、地域の魅力を時に真面目に、普段はゆるーく伝える個人ブログです。

    ◆くわしいプロフィールはこちら


  • follow us in feedly
  • Instagram
PAGE TOP ↑