【脱!RPG人生】私は多分、自動車免許取得と島暮らしがきっかけで人に3割増しで優しくなれてる。

公開日: : ひとりごと

久しぶりにあんまり甑島とガッツリ関係ない「ひとりごと」記事ですが。

島に引っ越してきて、私と人との関係性が変わってきた

関係性

私が甑島にきてもうすぐ丸二年が経とうとしています。は、はやい。

そして、その中で変わったな~としみじみ思うことの一つが周りとの関係性。

以前の日記(「私」と周りの関係性を立体で考えてみた~都会は多面体、田舎は球?~)では、

ここに来ることで、私と人の関わり方が立場や状況によって自分の見せる(見られる)面が変わる生活(多面体)から、自分をまるっと全体で見せる(見られる)生活(球)に変わったことを書きました。

 

「他人」の存在が変わってきた

で、それに付随して最近よく思うのが私の人生、大学生まではRPGだったな~、ということ。

端的に言うと、ここ数年でやっと人を人だと認識することが出来るようになりました。

本当はこんな低レベルなこと白状するのは躊躇しますが自分にとって大切な気付きだったのでログ(記録)を残しておきたいので書きます。

 

1回目の脱却:自動車免許取得

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S-curve in Driver’s License Center” by Kiyok – 本人撮影 (Self-made). Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

突然ですが、私は自動車の運転があまり得意ではありません。

自動車学校(鹿児島では「車校」と呼びますね)でも教官に

「せきさんは運転すればするほど下手になっていくね~!頭で考えすぎだよ、頭でっかち!」と言われる始末。

 

そんな私も無事車校を卒業し、普通自動車免許を取得した時衝撃を受けました。

「この世の中、自動車を運転してる中にも私みたいな人がいるのか!」

と。そこからどんどん頭がグワングワンしだして。

 

今までは自動車を運転している人は「運転が出来る人」であって自分とは違う人だったんです。

けど私も免許をとることでその境界が急に融解して、運転している人も人間で、自分と同じ生きてる人間だと急に気付いて。

 

今までだったら、世の中の車運転している人はもう「車の運転が出来る人」で特に何も心配してなかったけど、

「隣の車に乗っている人、もしかしたら私みたいに運転下手な人かもしれない」と思うようになりました。

 

他人に自分が投影されはじめると、今度は他人も私と同じで嬉しい事や悲しい事、葛藤や生きがいがあって「生きている」んだと如実に感じるようになりました。

そこで思ったんですね

「あ、私の人生今までRPGだった。」

 

RPGな世界

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シュガーポット別館より

RPGというのはロールプレイングゲームのことで、ドラゴンクエストとかファイナルファンタジーとかそれぞれのキャラクターが役割(Role)を演じる(Playing)するわけです。武器やさんとか、お供の魔道士とか、大魔王とか。

それと同じで、それまで私は周りと接する時、

「この人は学校の先生」

「この人はコンビニのレジの人」

「この人はサークルの先輩」

という風に他人を自分の世界において、ある役割を努めている人であるという実感しか持っていなかったんです。

家族や友人でさえも。

もちろん、周りの人もそれぞれの人生を生きていることは分かっていましたが、そんなに自分に迫った感覚ではなく。

でも、自動車免許をとった瞬間あたかも「自分が他人になり得る境界線」を越えた気分になって、畏れにも似た感覚を覚えました。

「うぉぉぉ・・・みんな、生きてる」

 

オケラだって、ミミズだって、アメンボだってという前に人間も生きているのですよ。

生きているから悲しくて嬉しいんですよ。

 

学校の先生にも家族がいて、休日には家族サービスで遊園地に行ってるかもしれないし

コンビニのレジの人はこれから晩ご飯に家に帰ったら好物のハンバーグがあるからワクワクしてるかもしれないし

私の友達にも、私の友達としての一面以外の家庭の事情や人生の原風景、恋愛や仕事の悩みもあるかもしれない、みたいな。

 

私にとっての母親も一人の人であり、「お母さん」の部分以外があるのが自然のことなのに私はそれをあまり考えられていなかった。
これが、私が周りの人を人だと認識する第一のきっかけでした。

 

2回目の脱却:島暮らし

気付きを得られたとしても、忙しい日々の生活。

人と面を介してしか付き合わない都会の生活だとなかなか他者がそれぞれの人生の主人公である事、他者が自分に見せている面はその人の一部でしかなく、その人はその人の人生を生きていることを忘れがち。

私も、都会のOL暮らしだとやっぱり友達は友達、同僚は同僚というカテゴライズにどうしても意識がいきがちでした。

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でも、約2年前に島で暮らし始めてからは、この「みんなそれぞれが主人公」な感じに引き戻されては少し離れ、でもまたすぐに引き戻されている感覚に陥り、今はもう島ではだいたい「みんなそれぞれが主人公」な感じで落ち着いています。

その理由は、島ではコミュニティが狭いからそれぞれが「面」ではなく「球」の面を見せ合って生活しているから。自分と相手のラベリングされる関係性(友達・同僚・近所の人)だけでない面が、見ようとしなくても見えてくるからなのかと思います。

(→「私」と周りの関係性を立体で考えてみた~都会は多面体、田舎は球?~

 

というわけで、【脱!RPG人生】私は多分、自動車免許取得と島暮らしがきっかけで人に3割増しで優しくなれてる。と題してお送りしてきた日記。

いつもより自分の内面の話をしてきたけれど、私にとって島暮らしはこんな感覚に陥って、それが染み付くくらい価値観が変わるものでした。人によって都会から田舎への環境の変化は様々な気づきがあると思います。

 

みんなはどんなことを思うんだろうな。

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せきこ

下甑島地域おこし協力隊
旅行代理店を経て東シナ海に浮かぶ下甑島の地域おこし協力隊に。 観光案内所のスタッフと観光商品や特産品の開発をしつつ、観光と地域の良い関わり方を模索中。

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  • 鹿児島大学⇒旅行代理店⇒薩摩川内市下甑島地域おこし協力隊。観光商品や特産品の開発が主な業務内容。着地型観光と地域の良い関わり方と、それで自分が稼いでいく方法を模索中。
    ここは、地域の魅力を時に真面目に、普段はゆるーく伝える個人ブログです。

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