地域に密着したイベント、だからこそ~第3回こしき島アクアスロン大会を終えて~

公開日: : 最終更新日:2016/01/05 せきこから見た下甑島, せきこの考えるあれこれ, ひとりごと

第3回こしき島アクアスロン大会が行なわれました

10646754_849912001715704_8412997309156113687_n

 

しばらくブログもご無沙汰でした。せきここと、下甑島の地域おこし協力隊の関です。

なぜご無沙汰だったかというと、第3回こしき島アクアスロン大会の事務局としての活動に専念していたからでした。

あっという間に朝晩も涼しくなり、もう秋になってきました。怒涛の追い込みの一ヶ月でした。

では、どんな大会だったかや感想などをつらつらと語っていきたいと思います。

どんな大会?

10645178_849939101712994_8068727623366405251_n 

■1 開催日時 平成26年10月18日(土)~19日(日)※雨天決行
※競技スタート  18日(土)14:00(キッズ 13:45)
■2 会場    鹿児島県薩摩川内市・下甑島(手打地区~青瀬地区~長浜地区)
スタート:スイム 手打湾
フィニッシユ:ラン 長浜緑地公園地区
■3 主催    こしき島アクアスロン大会実行委員会

■4 参加人数 ロング:47名、 スタンダード:41名、リレー:42名、キッズ:11名(計141名)

詳細についてはこちらをご覧ください⇒こしき島アクアスロン大会公式HP

 

何をしたの?

1978855_850067135033524_7131903216711864806_n

事務局として、色々していました。

こまごました準備物の手配、確認作業や調整、情報発信(ホームページデザイン、作成補助、Facebook、ラジオ出演等)、島内ツアーの企画、開会式や表彰式、交流会のMCなどなど。

他の事務局メンバー、ご協力いただいたスタッフの皆様や島民の皆様も非常に大変だったと思うので、あまりおおっぴらにはいえないですがここだけ本音で。めっちゃ、めっちゃキツかった・・・。やってもやっても終わらないし、全てを把握しているわけではなかったから不安な部分も大きかったし。

そして、終わった翌日は体力も底をつき、魂の抜けたゾンビのように廃人になって後片付けをしてました。(一晩寝て回復しました)

 

それでも、得られたものが沢山。

とっても大変だったからこそ、色々な事に気付けました。

ここで「色々と勉強になりました、良い経験になりました!」と締めくくるのは簡単ですが、それも違うと思うので私なりにまとめてみようと思います。

 

【1】お世話になった方との関係性、地域性とイベント規模を再認識

1888633_370091936482870_7473167632829277753_n

まずは、やっぱりこれ。

去年は自分がアクアスロン大会が初めてで、今年よりもさらにいっぱいいっぱいだったし、まだ島の方々をよく分かっていなかったですが、今年は去年よりは分かってきました。

そうすると、去年認識できていた「この人にはこういう形でお世話になった」というものがいかに狭かったか、足りていなかったかがわかりました。

10632777_848416845198553_8683741295456983724_n

まず、ランコースになっている約15キロメートルの主要道路は競技のため完全封鎖になったので島民の方がお昼の船で帰ってきた時の接続バスが運休になったし、アクアスロン大会に併せて地区によっては住民の皆さんで道のお掃除をしてくださいました。幼稚園から中学校までの子供達にも寄せ書きや応援の旗、横断幕を作ってもらいました。

また、直接選手との関わりがある各宿泊所や、フェリー・高速船で選手を運んでくださった九州海運、甑島商船の方々にも通常のお仕事より多い人数や、通常とは異なった対応をしていただいている分ご負担やご協力をいただいています。

そして事務局、下甑島にある航空自衛隊さんや、支所の職員さん、船団パレードやお魚の提供などをしていただいた地元の漁師さんやお食事の準備等でお世話になったおばちゃん方には一緒に大会を運営していただいていてお礼は言っても言い尽くせないですし、その方々のご家族にも影響を与えてしまっているのだなあ、と思います。

他にも私が考え付かないようなご協力をいただいているんだと思います。

つまり、私が知っている人も、直接知らない人も下甑島にいらっしゃる人にはほぼ全てご協力いただいたという認識であるべきで、大会終了後に会う人にはまずお礼を言わなきゃいけなかったんです。

今まで私が経験してきたイベントとは大きくここが違うと感じました。

①影響する人や団体が多い(というかほぼ島全部)であること

②そしてお世話になっている人との関わりが「イベントをきっかけにお世話になる」というよりもむしろ「お世話になっている人に、イベントでもさらにお世話になっている」という順番であるからこそ、お礼を更にしっかり言うべき

去年はここまで意識が回りきらず、お礼の言い方が足りなかったり失礼な振る舞いをしてしまったと反省しています。そして、私が地域おこし協力隊として地域で活動をしていく上でもこれは常に意識していかなきゃいけないことなんですね。

もっと早く気付くべきだったけど、今でも、気付けてよかったです。

 

 

【2】着地型観光の立場になって初めての募集型企画旅行の組み立て

10696457_831428686897369_4807548863160092059_n

 

今回、私は島内ツアーの企画、チラシ作成や集客や運営や手配を担当しました。

実は私は前職で海外旅行のパッケージツアーを企画したり手配していたりするのですが、その時は出「発」する場所からお客様を目的地に送る「発地型観光」とよばれる立場。地域おこし協力隊として下甑島に来てからは到「着」する場所からお客様を呼ぶ「着地型観光」と呼ばれる立場。

1383668_534338496656749_1799623578_n

地域おこし協力隊になってから国内旅行業務取扱管理者という旅行会社が営業所でツアーを扱うのに必要な資格もとりましたが、約款(旅行会社とお客様との間の契約)も現場で扱うのは初めてでしたし、本当にまずは損益分岐に達するところまでお客様が集まるのか、アスリートとその同行者というお客様の属性ではどういうコースが最適か、受付や手配の流れはどうしたら一番スムーズかを試行錯誤して、ここでも色々な方にご協力いただいて形にすることが出来ました。

アクアス島内ツアー5 

ここで分かったのは

①お客様はまず料金で選ぶ、という順番ではなく内容、そして料金という順番で選んでくれる。だからこそ、お客様が何をしたいかを一番に突き詰めて考えるべき

(心配していた料金の高い方があっという間に満席になって驚きました。)

②やっぱり地域の魅力をお客様に伝える企画は、地域のここに触れてほしい!という思いの持てる着地型観光の方が組み立てられる

(だからやっぱり、私はこれからも着地型観光に携わっていきたい)

ということ。

大会の参加者という潜在的な参加者が見込めていた良い機会にこういう企画を担当させていただいて本当に良かったですし、売り上げをたてられたというのは自信になりました。寝れない日々もありましたが、本当に良かった・・・

 

 

【3】情報発信は仕組みづくりと、発信作業の両輪。

facebookそして最後は情報発信について。

今回私は大会公式ホームページのデザインとサーバーレンタル等の手続きやfacebookでの情報発信も担当しました。(今回はwordpressではなくhtmlで組み組みしていくタイプだったので、実際の組み立ては地域の詳しい方にお手伝いをいただきました。感謝です!)

内容としては、大会の前には競技コース沿いの様子(花や風景)、ホームページ更新情報などを、大会中には実況を、大会後はメディア情報やホームページ更新情報を発信しました。

 

以前、私のブログを紹介してくださった北海道の元地域おこし協力隊の隊員5号さんの記事「【北海道遠別町】地域おこしを仕事とする場合の情報発信について考えまとめ。」でも触れられていたように、情報発信を専門に、それだけをするスタッフというのは地域で活動する上では非常に稀だと思います。たいてい、何かの片手間で、とか、出来る人が、という感じ。

となると、以下の2つの両方が出来ないといけないです。

①ホームページを作る、facebookページを作るという仕組み(場所、もの)づくり

②何かの片手間でも、誰でもできる情報発信の仕組み(システム)づくり

よく、「情報発信が~、」「インターネットが~、」というけれど、仕組み(場所、もの)が出来たら後は皆が各自投稿するやろ!なんとかなるやろ!みたいになりがちで。

が、やはり参加者のアンケートでも「頻繁な更新で、身近に感じてよかった」という声や「家族が選手とし参加したが、自分は応援にいけなかった。ですが、逐一実況中継をしてくださって嬉しかったです」という声を聞いて情報発信の重要さを感じましたし、そんな重要な情報発信を実施するために「誰がするか」まできちんと考えていかなければいけないと思いました。

 

ひっくるめて自分の感想を総括すると「勉強になった、良い経験でした」というより「地域で観光の立場から活動していく上で気付かなければいけなかったことに、実際に活動したことで体で気付けた」ということでしょうか。

そして一言で表すと「皆さんおつかれさまでした&ありがとございました。」ですね。

 

選手の方からも「今まで数多くの大会や、老舗の回を重ねた大会に参加してきたけれど、こんなにみんなが総出で温かい大会は初めてでした。帰りは皆船の上で涙ぐんでいました」ですとか、「来年が今から待ち遠しいです」ですとか「去年も参加したけれど、抜群に良くなっている!ここまでくるのはなみなみならぬ努力があったことでしょう。」という言葉をいただきました。

終わってから、わんわん泣いたのは恥ずかしかったけれど良い思い出です。

さて、気持ちを切り替えて、次の活動にうつりましょう。

 

photo report

大会の様子をちょこっとだけご紹介。

島内ツアーでは下甑島の航空自衛隊さんのJ/FPS-5と呼ばれる固定式警戒管制レーダー装置(通称:ガメラレーダー)の見学も行程に入れていただきました。

ここは、日本で一番最初に出来たレーダー、そして一番最初に出来た航空自衛隊の基地だそうです。

アクアス島内ツアー1

競技コースに入っていない断崖。約7,000~8,000万年前の土地が隆起して出来た迫力ある崖です。

アクアス島内ツアー2

おなじく競技コースに入っていない、下甑島のシンボルの一つナポレオン岩。

ナポレオン岩がある瀬々野浦集落はDr.コトー診療所のモデルにもなっていたり、面白いスポットが沢山あるので歩くのが苦ではないであろうアスリートの皆様と一緒に「お手軽コース」では、たっぷり1時間集落歩きをしました。

アクアス島内ツアー3

瀬尾観音三滝も、一番下の三の滝だけでなく、一の滝、二の滝まで階段を上がってみてくださいました。

アクアス島内ツアー4 

 

お見送りは、事務局長や自衛隊の方々などが港から海へジャンプ!更には後から帰るアスリートの方までジャンプ!

その場で足だけで泳いで旗を持つなんてすごい筋力です・・・尊敬。

1780885_850396368333934_757711552178126683_n

最後のお見送りでは、漁師さんたちの粋な計らいで、漁船による船団パレード。

船に乗っていた選手は皆さん涙を浮かべていらっしゃったと聞き、こちらまでウルウル・・・

50DSC05414

 

1796682_850491194991118_362901978096309834_n

The following two tabs change content below.

せきこ

下甑島地域おこし協力隊
旅行代理店を経て東シナ海に浮かぶ下甑島の地域おこし協力隊に。 観光案内所のスタッフと観光商品や特産品の開発をしつつ、観光と地域の良い関わり方を模索中。

関連記事

ブログを始めて1年。嬉しい誤算が起こりました。

空が綺麗な夕焼けをしていた先日、カメラを天に向けて蚊に刺されながら写真を撮っていると

記事を読む

IMG_2487

秋の高い空には、豊作豊漁を願う祝詞がよく響く

 下甑島の秋祭り (イメージ:Wikipesiaより都井岬の馬) 「天高く馬肥ゆる秋」

記事を読む

DSC00171

漁師の朝メシ。

         

記事を読む

10411821_674441102646487_3845568458634492984_n

【私の鹿屋滞在記】地域おこし協力隊はそれぞれ、非なるけど似ている

鹿屋に行ってきたよ   先日、とある縁で知り合った素敵なお姉さんを訪ねて、

記事を読む

RDSC0463510

【南日本新聞「Felia!」コラム】第4回「これで完璧!甑島へのアクセス」~せきこのうきうき♪甑島コラム~

Felia!って? 南日本新聞社による、鹿児島の文化・生活情報をフリーペーパーとWebサイトで提供

記事を読む

865458922_230dada2da_z

地域おこし協力隊として離島一人暮らしをしている20代前半女子が2014年に買って良かったもの5選

こんにちは。せきこ(@sekimihoko)です。 突然ですが、 なんだか面白いことになって

記事を読む

ipad-429790_1280

【準備は万全に♥】要チェック!下甑島で売ってない旅行の必需品4選

目前に迫ったGW! やってきました観光シーズン! 国定公園になって増えるメディア露出!

記事を読む

ゲーム画面

【違うって、楽しくて疲れる。】3年目の島娘が大都会に行ったらわりと心を消耗したので、傾向と対策をまとめてみた

東京に行ってきました。 普段コンビニも無い離島で自然に囲まれて暮らしている私ことせきこ。

記事を読む

456DSC03215_Rr

Dr.コトーのモデル瀬戸上先生が愛する昼食がNHKの番組「サラメシ」に!

 サラメシって? NHKのバラエティー番組で、番組名は「サラリーマンの昼食」の略称です。公式サイト

記事を読む

DSC04701r

船旅は島旅の第一印象!離島在住の私の実体験に基づいた船酔い対策14か条

地域おこし協力隊の私は、市の嘱託職員ですが、事務所は観光案内所にあって観光客の人に多く接します。そこ

記事を読む

Comment

  1. 吉永利彦 より:

    大会大変ご苦労様でした。
    1回大会から審判委員として参加していますが、確実に立派な大会に成長していると感じます。言葉では表せない苦労があると思いますが、益々頑張ってください。

    • mih019 より:

      吉永様

      こんにちは!
      コメントありがとうございます、そして大会にお手伝いいただきましてありがとうございます。
      選手の方にも、スタッフの皆にもご協力してもらって成長しているんだと思いますね~

      今後ともよろしくお願いいたします!

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


  • 鹿児島大学⇒旅行代理店⇒薩摩川内市下甑島地域おこし協力隊。観光商品や特産品の開発が主な業務内容。着地型観光と地域の良い関わり方と、それで自分が稼いでいく方法を模索中。
    ここは、地域の魅力を時に真面目に、普段はゆるーく伝える個人ブログです。

    ◆くわしいプロフィールはこちら


  • follow us in feedly
  • Instagram